2016年8月8日

アクティベーター・メソッドとは?

アクティベータ・メソッドとは?

アクティベータ・メソッドはアクチベーター、アクチなどと呼ばれています。

アメリカで開発された、カイロプラクティックのテクニックです。

英語ですが、動画がございますので、ご覧ください。

カイロプラクティックとは?

カイロプラクティックとは、神経系のトーンを正常にする事です。簡単に言うと、神経の流れが悪いところを特定し、正常に神経が働く様にする事です。

日本では法制化されておらず、「ボキボキするやつ」、「痛い治療」、「怖い治療」とイメージが悪いですが、アメリカやイギリス、オーストラリア、カナダなどでは、DC(ドクター・オブ・カイロプラクティック)と言われ、クリニックの開業権、レントゲンの撮影権などを保有し、しっかりとした医療者としての地位があります。

神経とは?

脳と脊髄神経系の流れ

脳と脊髄神経系の流れ

※画像元はアクティベータネットワークジャパン

神経とは、身体の各機関(内臓や筋肉など)に命令を送る細胞です。

神経の働きが安定しなくなると、内臓の働きが安定しなくなったり、筋肉が硬くなったり、逆に柔らかくなったり、痛みを感じたりといろいろな障害が現れます。

具体的に、頭痛、耳鳴り、動悸、めまい、吐き気、便秘、下痢、手・足のしびれ、生理不順、首・肩・背中のこり、腰痛、顎関節症、不眠症(眠れない)、自律神経失調症などが挙げられます。

アクティベータ・メソッドの具体的施術方法

まずは当院のアクティベータメソッドを使った施術風景をご覧ください。

下記動画はPRT(生体反応検査)とアクティベータメソッドを併用した施術法です。ストレートネックによる首の痛み・肩こりと、腰部椎間板ヘルニアによる腰痛を訴える患者様に対して行っている施術風景です。

大事なのは毎回検査をして刺激を入れる事。

アクティベータ・メソッドの最大の特徴は一つの刺激に対して毎回検査をする事です。

身体の各部位にストレスをかけて、身体に防衛反応が生まれる部位(異常がある部位)のみに刺激を入れる事です。

具体的手順は、

①アクティベータ・メソッド専用ベッドにうつ伏せになり専用シューズを履きます。

アクティベータ・メソッド専用ベッド

②患者様にある部位にストレスをかける動きをしてもらいます。

両手を腰の上にあげると腰の2番目の神経にストレスがかかります。

両手を腰の上にあげると腰の2番目の神経にストレスがかかります。

③防衛反応が生まれる(異常がある)か下肢長検査を使って特定します。

かかと(足の長さ)が揃っている場合は反応なし(正常)を表します。

かかと(足の長さ)が揃っている場合は反応なし(正常)を表します。

かかと(足の長さ)が不揃いです。反応あり(異常)を表します。

かかと(足の長さ)が不揃いです。反応あり(異常)を表します。

※この足の長さの変化は脳の防衛反応によって、神経の伝達が変わり、筋肉の緊張度が変化するため、現れる人間の生理的現象です。

④異常があった場合は、アクティベータ機器で正しい方向に刺激を入れます。

アクティベータ機器で刺激を加えます。

先ほど、腰の2番目の神経の異常を見つけたので、腰の2番目の神経に「パチン」とソフトな刺激を加えます。

⑤再度同じストレスをかける動きをして異常が正常に切り替わった事を確認します。

かかと(足の長さ)が揃っている場合は反応なし(正常)を表します。

かかと(足の長さ)が揃っている場合は反応なし(正常)を表します。

⑥2~5を身体の各部位繰り返し行います。

アクティベータ・メソッドの効果

アクティベータによる矯正

※画像元はアクティベータネットワークジャパン

身体を健やかに保つのは、脳と神経系の働きです。

神経の流れが良好な方は、痛みやしびれ、こりなどの自覚症状に悩むことはありません。

反対に、神経の流れが悪い方は、身体の調節が安定せず、様々な症状に悩むことになります。

アクティベータ・メソッドはこの神経の流れを正しく検査し、異常を正常に切り替える事で、様々な症状を改善します。

骨格や筋肉の異常はもちろん、内臓や、自律神経系の疾患などもバランスがとれて、健康を引き出すことができます。

アクティベータ・メソッドの適応症

一般の身体の症状にお悩みの方から、トップアスリートなど身体のコンディションを整える事まで適応できます。

ウサイン・ボルトのアクティベータ・メソッドの施術風景

ウサイン・ボルトのアクティベータ・メソッドの施術風景

短距離で世界記録を保有するウサイン・ボルト選手もアクティベータ・メソッドでケアしております。

また、当院では、

  • 男子サッカー日本代表
  • プロゴルファー
  • 劇団俳優
  • K-1ファイター

などのトップアスリートにご来院頂き、アクティベータ・メソッドを行わせて頂いております。

アクティベータ・メソッドの一般的適応症

神経系を整える治療法ですので、下記の症例に適応できます。

しかし、下記症例で他の治療法も併用しないと回復が難しいものもございます。

筋肉・関節系の症状

顎関節症|慢性腰痛|ぎっくり腰|椎間板ヘルニア|坐骨神経痛|脊柱管狭窄症|脇腹の痛み|首の痛み|首のコリ|寝違え|むちうち症|頸部捻挫|胸郭出口症候群|筋肉のけいれん・痛み|筋緊張性頭痛|片頭痛|肩関節痛|五十肩・四十肩|肩甲骨間の痛み|手のしびれ|指のしびれ|手根管症候群|肩のスポーツ障害|肘のスポーツ障害|野球肩|野球肘|テニス肘(外側上顆炎)|ゴルフ肘(内側上顆炎)|股関節の痛み|恥骨の痛み|膝の痛み|足首の痛み|足のしびれ|足指のしびれ|線維性筋痛症|ムズムズ脚症候群|足底腱膜炎|アキレス腱炎

アレルギーの症状

飲食物アレルギー|接触アレルギー|金属アレルギー|季節性アレルギー|花粉アレルギー|化学物質過敏症

皮膚の症状

蕁麻疹|アトピー性皮膚炎|円形性脱毛症|にきび

メンタル・行動の問題

ゆううつ|不眠症|イライラ|不安|物忘れ|職場の悩み|学校の悩み|家庭の悩み|恐怖症|パニック症状|眠気|イップス|スポーツのスランプ|ジストニア・痙性斜頸|ジストニア・書痙|ジストニア・発声障害|チック症|人前で緊張|自律神経失調症|過食症(神経性)|仕事ができない|家事ができない|学業ができない

耳鼻咽喉・肺の症状

花粉症|慢性鼻炎|喘息|咳|中耳炎|耳詰まり|耳鳴り|めまい(自分が回る)|めまい(周りが回る)|メニエール病|乗り物酔い|味覚症状・味覚障害|唾液がでない・口が乾く|視力の問題|ドライアイ|疲れ目|喉がつかえる|風邪をひきやすい|気管支喘息|神経性の咳|後鼻漏|慢性副鼻腔炎|においに敏感|音に敏感

消化器・泌尿器の症状

胃痛|胃潰瘍|十二指腸潰瘍|過敏性大腸炎|潰瘍性大腸炎|下痢|便秘|おならがよく出る|頻尿|残尿感|膀胱炎

内分泌・代謝系症状

糖尿病|甲状腺機能低下症|甲状腺機能亢進症|疲労感|むくみ|冷え性

循環器の症状

貧血|高血圧症|低血圧症|立ちくらみ|胸がドキドキ

生殖器・泌尿器の症状

生理不順|生理痛|下腹部の痛み|妊娠中の腰痛|乳房の痛み|子宮筋腫関連症状|子宮内膜症関連症状|不妊症(女性)|不妊症(男性)|更年期障害|性欲の問題(女性)|性欲の問題(男性)

幼小児~小児の症状

湿疹|アトピー性皮膚炎|便秘|下痢|嘔吐|おねしょ

歯科・口腔外科的症状

顎関節症|歯の知覚過敏|歯周病|舌の痛み

外傷後・手術後の愁訴

外傷後の痛み|古傷|外傷後の違和感|術後の痛み|術後の違和感

アクティベータ・メソッドを受ける際の注意点

アクティベータ・メソッドを受ける際の注意点、及び推奨項目は5つございます。

①認定を受け世界基準同等である施術者から受ける事

アクティベータ・メソッドは海外では、DC(ドクター・オブ・カイロプラクティック)の方が卒後研修を受け、テストに合格した方のみが行える、カイロプラクティックの中でも高等テクニックと言われています。

日本ではカイロプラクティックが法制化されておらず、また、アクティベータ機器は簡単に入手できるため、間違ったアクティベータ・メソッドを行っている治療院が多いのが現状です。

しかし、アクティベータ・メソッドを創設した、ドクターファーが唯一日本で、公認している団体にアクティベータ・ネットワーク・ジャパン(ANJ)という団体があります。

アクティベータ・ネットワーク・ジャパン(ANJ)では、世界基準と同等の筆記試験と実技試験を設け、合格者のみ認定証を発行しております。

そこで認定を受けた施術者は世界基準のアクティベータ・メソッドを行えますので、アクティベータ・メソッドを受ける際は、必ず、ANJ認定者の元で受ける事を推奨します。

②アクティベータ専用ベッドを採用している事

アクティベータ・メソッドはうつ伏せで治療しますが、大事なのは立位(立っている状態)の再現をしてから、下肢長検査を行い、神経の伝達が安定していない場所を特定します。

そこで立ったまま(身体のゆがみ)を保持したままうつ伏せになる事ができる、ハイローベッドがあります。

動画をご覧ください。

当院は本場アクティベータ・メソッド社が唯一公認しているロイド社製のハイローベッドを採用しております。

③最新のアクティベータ機器を利用している事

アクティベータ機器は現在1~5まであり、常に良いものを開発しおります。

当院は最新のアクティベータ5を採用し、施術しております。

深部まで刺激が入る最新のアクティベータ5

深部まで刺激が入る最新のアクティベータ5

④マッサージをしない施術者に受ける事

皆さまは、マッサージを受ける時、何が目的でしょうか?

リラクゼーションならマッサージは良いと思いますが、筋肉を緩めるためにマッサージを受けているなら、それはやめたほうがいいかもしれません。

それはなぜか?

筋肉の緊張度は、その筋肉を支配している神経の興奮度合によります。

私、肩こりなのっていう方は、肩の筋肉が硬いのは事実ですが、その筋肉を支配している神経がずっと興奮状態のために、筋肉が硬くなっています。

その場合は、マッサージしても神経は正常にならないため、直ぐに戻ってしまいます。

アクティベータ・メソッドは神経を直接正常にしますので、マッサージより根本的に筋肉を緩める事ができます。

そのため、アクティベータ・メソッドをしっかり行う先生でアクティベータ・メソッドとマッサージを併用される先生はいないはずです。

⑤アクティベータ・メソッドをメインに採用している事

メインテクニックにしている場合、アクティベータ・メソッドで十分な効果を引き出せる技術及び自信があると思われます。

その様な先生の元で、受けられる事をお勧めいたします。

アクティベータメソッドの説明絵本

アクティベータ・ネットワーク・ジャパン(ANJ)がアクティベータ治療の説明を絵本にされています。

とても分かり易い説明ですのでご覧ください。

絵本はこちらをクリックしてお読みください。