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痙性斜頸の原因
結論から先に説明すると、痙性斜頸の原因は脳の誤作動です。
首の筋肉は、勝手に動いているのではなく脳→神経→筋肉と命令を送ることによって動かす事ができます。
つまり痙性斜頸の症状として感じているのは、首の筋肉ですが、元をたどると脳・神経が誤作動を起こして正しく働いていない事が原因になります。
その為、筋肉に対して治療を行っても一時的に症状が軽減するだけで、脳の誤作動を切り替えないと繰り返し症状が出てしまいます。
ここで疑問が出る方もいると思います。
それはMRIなどの検査は構造的な異常に対して行います。
構造的な異常とは
- 脳が萎縮している
- 脳出血を起こしている
- 血管が傷付いている。など
ですが、ここで説明している脳の誤作動とは構造的な異常ではなく、正しく脳を使えていない状態を指します。
なので、病院のMRIなどの検査では異常がないと診断をされます。
医師が行う治療はとても重要ですが、構造的な異常がない症状に対しては対症療法としてボトックス注射や投薬を行うしか方法がありません。
それではなぜ、脳が誤作動を起こしてしまったのか
脳は周囲の環境(ストレス)に対して過剰に反応をして誤作動を起こします。
そして、脳が誤作動を起こし、痙性斜頸の症状が一度でも出ると、無意識に首の筋肉に意識が向いてしまいます。
その結果、誤作動の命令が送られた状態を脳が記憶する事で、常に痙性斜頸の症状が現れるようになります。
また痙性斜頸になると、脳はさらに周囲の環境(ストレス)に過敏に反応をするようになります。
職場の人に会うと緊張する
夫に心配されると罪悪感がある
周りの人に変な人だと思われたくない
これらの脳の誤作動を切り替え、脳→神経→筋肉への命令が正しく行われる事で、痙性斜頸を克服することができます。
そして脳の誤作動の原因となるスイッチは患者様一人一人違います。
当院の、脳の誤作動に着目した施術方法では、根本的に痙性斜頸を克服する事ができます。
当院の施術方法
「適切な施術」には「適切な検査」が必要です。
当院では
- 脳の機能異常(機能神経学的検査)
- 神経の働き
- 脳の誤作動記憶
これらを検査し施術を行います。
①脳の機能異常(機能神経学的検査)
脳の機能(働き)に異常があると、様々な動作が正しく行えなくなりますが、特に痙性斜頸の方であれば、姿勢の維持や、首の動きが調整できにくくなります。
英語ですが動画ございます。ご覧ください。
②神経の働き
痙性斜頸に関連する神経が正しく働いていない部位を特定し、調整を行います。
漫画で分かりやすく説明しているのでご覧ください。
③脳の誤作動(身体を不調に招くパターンの記憶)の施術
痙性斜頸の原因で説明した、脳の誤作動に対する施術法です。
分かりやすく、説明すると【あなたの脳が特定の場面(外出した時など)で過敏になり誤作動を起こしてしまうスイッチ(原因)を特定し、脳を安定させる】施術方法になります。
例えば
ストレスの調整
意識的・無意識的に感じているストレスを術者と患者様で掘り下げた状態で調整を行います。
先ほども説明しましたが、脳が誤作動を引き起こすスイッチは患者様によって違います。
そのスイッチはストレス(精神的・肉体的)により引き起こされるので、何がスイッチになっているのかを徹底して検査を行い、調整を行います。
脳の誤作動の調整方法は、
脳神経の調整
頭蓋骨の調整
光刺激の調整
自律神経の調整
イメージの調整
ストレスの過敏反応の調整
無意識の学習の書き換え
など
様々な原因に合わせた調整方法を選択して行います。
痙性斜頸を克服することで、今までの制限から解放され友人や家族と楽しい毎日を送るためにも当院にご相談頂けますと幸いです。