①どの様な症状改善したいですか?
声をはると裏返り
②その症状はいつ始まり、石井堂に来院されるまでどのくらい症状をかかえていましたか?
高音が出にくくなり、中音域も裏返る様になりました。
③どのくらいの頻繁でその症状を感じますか?
歌うたびに。
④その症状のために日常生活で支障をきたしていますか?
症状が強く出る日は、日常会話も声がはれず小声になってしまいます。
⑤その症状が最も強くなるときはどのような時ですか?
⑥その症状が最も軽減するときはどの様な時ですか?
⑦石井堂で治療を受けるまでの症状の経過はどうですか?
個人的には少しだけましになってきたと思うのですが、周りから見るとあまり変化なし。
⑧今回の症状で当院に来院される前に受けた他の医療機関はどこでしたか?通院期間はいつからいつまでで、何回でしたか?
病院、クリニック、鍼灸
検査名→
診断名→ジストニア
治療法名→
⑨その他過去6ヶ月で出現した事のある症状はありますか?
- にきび
- イライラ
- 不安
- イップス
- ジストニア、発声障害
- 喉がつかえる
⑩当院を受診された動機は何ですか?
他のところに通院しているが、なかなか完治しないので。
⑪今、お悩みの症状が解決した後、あなたはどんな事をしたいですが?
何も気にすることなく、楽しく歌いたいです。
施術内容
患者様と施術者の相談の上、アクティベータメソッド+PCRT(心身条件反射療法{コーチング要素介入})の施術に決定しました。
初回
施術
患者様が私に伝えた施術の目標は、「今日中に声が裏返るのをとりたい。」でした。
- 症状イメージで陽性
- 不安、おそれで陽性
- イライラ、怒りで陽性
- 落ち込みで陽性
- 嚥下(舌咽神経・迷走神経)で陽性
- 舌下神経で陽性
- 頚部筋骨格系抑制系で陽性
機能評価では
- 筋骨格系
- 自律神経系
- メンタル系
が陽性反応を示しました。
アクティベータメソッド及び、PCRTハード面調整にて頚部筋骨格抑制系が陰性へ。
PCRT的ソフト面(精神面、心理面)で【脳幹脊髄系】の【視覚】→【メンバー】→喜びの感情とともに陽性反応を示すので調整し陰性へ。
他に、大脳辺縁系の【信念】→【自立心】→「ちゃんとしなきゃ」で陽性、さらに【信仰心】→「ちゃんと歌うべき」に陽性反応、さらに【競争心】→他のアーティストよりも上へで陽性反応をを示し調整し陰性へ。
他に、大脳辺縁系の【価値観】→【存在】→【アーティストとして】→理想の存在意義にに陽性を示し、調整し陰性へ。
上記調整により、症状イメージ、気分、脳神経系の陽性が陰性へ。
施術後に症状スケールを確認すると、10→4になりました。
2回目の施術
患者様が私に伝えた施術の目標は、「①脳が過敏に反応するところを減らしたい。②楽しく歌える様になりたい。」でした。
- ①の症状イメージで陽性
- ②の症状イメージで陽性
- 不安、おそれで陽性
- 落ち込みで陽性
- 嚥下(舌咽神経・迷走神経)で陽性
- 舌下神経で陽性
機能評価では
- 筋骨格系
- 自律神経系
- メンタル系
が陽性反応を示しました。
アクティベータメソッド及び、PCRTハード面調整にて筋骨格系、自律神経系のスケールを下げ、
PCRT的ソフト面(精神面、心理面)で【脳幹脊髄系】の【身体感覚】→【動作】→「膝が伸びて力が入った時」陽性反応を示し、背景に、【信念】→【犠牲心】→「メンバーを満足させてあげたい。」で陽性を示し、さらに、【信仰心】→自分の嫌な事でもグループのためにやるべきで陽性反応を示し調整し陰性へ。
他に、大脳辺縁系の【価値観】→【挑戦】→「歌い方を変えるなどの挑戦」理想と現実のギャップに陽性を示し、さらに、大脳皮質系の【意味記憶】→【ストーリー】→【つらい症状を持つことで得られる何か】→「症状を持つことで新しい歌い方に挑戦し、習得できると自分たちの曲に幅が持てる。」で陽性、信頼度は10、下げるために、【信念】→【競争心】→「他のアーティスト」で調整し7へ、さらに、【信念】→【競争心】→「特定のアーティスト」→その人が歌の幅がすごいのでその人みたいになりたい自分がいる。で陽性反応を示し調整し陰性へ。ストーリーの数値は5へ。
これ以上の数値を下げる事を患者本人の無意識が望まないとして、本日の施術は終了。
上記調整により、症状イメージ、気分、脳神経系の陽性が陰性へ。
施術後に症状スケールを確認すると、10→2になりました。
イップスやジストニアにメカニズム
小学生の入学式や卒業式で賞状を受け取る際、ロボットの様に歩いてしまう子を見た事はないでしょうか?
これがイップスやジストニアに似ている症例です。
本来、その子は通常に歩ける事が出来ます。しかし、賞状を受け取る時の様に、何かの刺激に脳が過敏に反応してしまった場合、脳からの命令が上手く伝わらない様になるので、ロボットの様にぎこちない動きが出てしまいます。
そして、1度でもぎこちない動きしてしまうと脳が記憶してしまうため、一度なった人は、再び起こす可能性がとても高いです。
スポーツのイップス、音楽家などのジストニアも同じことが言えます。
ボールを持つ行為に脳が過敏に反応したり、野球だとストライクに入れようとすると脳が過敏に反応してしまって、思ったように身体が動かなくなったり、ゴルフだと、ドライバーでフェアウェイに入れようとすると思いもしないミスが出たり、打つ時に固まってしまったり、音楽家だと声がで出なくなったり、裏返ったり、楽器を弾く時に手が固まってしまったり。
上記も全て、脳が何かの刺激に過敏に反応してしまい、脳不安定になり、身体の各器官に正しい命令がいかなくなってしまっています。
当院はこの脳が過敏に反応してしまう刺激が何なのか特定し、その刺激に慣らす施術、そして記憶を書き換える施術を行っています。
最後に
当院は、結果でなく本質的な原因(無意識に形成した脳の誤作動記憶)を特定し、身体に不調がおこらないように調整します。
無意識に不調になるパターンで学習記憶された脳(脳は身体の筋肉の硬さを無意識に決め、各筋肉に命令を出しています。)は、中々自分でそのパターンから抜け出す事が難しい様です。その際は、当院の様な【不調になるパターンから抜け出し、健康になるパターンの再学習する施術】が必要です。
当院の詳しい施術内容の説明はこちらをご覧ください。
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